14. 89Sr制動放射線SPECTの試み─第3報:NaI(T1)シンチレータ厚の異なるSPECT装置による画像の比較

「目的:」89Sr制動放射線SPECT撮像について, 異なるNaIシンチレータ厚を有する装置での撮像を設定条件等を含め比較検討した. 「方法:」ファントムを用いたエネルギーウィンドウの検討, 5/8インチ, 3/8インチ装置のファントム画像の比較, 検討を行った. 患者1症例について, 各々の装置で撮像し画像を比較した. 「結果:」両装置とも収集時間に対して直線的にカウントが増加し, 5/8インチ装置の方が高い値を示した. また5/8インチ装置の方が集積は明瞭に確認できた. 適切に設定することによって3/8インチ装置でも定量的な撮像は可能と考えられた....

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Published in:核医学 Vol. 48; no. 4; p. 454
Main Authors: 石黒雅伸, 宇野正樹, 加藤正基, 外山宏, 太田誠一朗, 菊川薫, 片田和広, 夏目貴弘, 田所匡典, 市原隆
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 日本核医学会 2011
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Description
Summary:「目的:」89Sr制動放射線SPECT撮像について, 異なるNaIシンチレータ厚を有する装置での撮像を設定条件等を含め比較検討した. 「方法:」ファントムを用いたエネルギーウィンドウの検討, 5/8インチ, 3/8インチ装置のファントム画像の比較, 検討を行った. 患者1症例について, 各々の装置で撮像し画像を比較した. 「結果:」両装置とも収集時間に対して直線的にカウントが増加し, 5/8インチ装置の方が高い値を示した. また5/8インチ装置の方が集積は明瞭に確認できた. 適切に設定することによって3/8インチ装置でも定量的な撮像は可能と考えられた.
ISSN:0022-7854