5. 18F-FDG PET/CTでびまん性集積亢進が見られた多発性骨髄腫の1例
症例は62歳女性. 既往は1998年甲状腺癌(乳頭癌). 2007年9月頃から腰痛があり, 12月初めから急激に悪化し, 起立困難が出現. MRIにて胸椎Th11, 腰椎L3の圧迫骨折, 骨シンチにて同部位と両側肋骨に集積を認めた. 甲状腺癌の既往があり多発骨転移が疑われた. 画像および血液検査所見では再発を示す所見は認めず. 転移巣検索目的にて2008年3月初め18F-FDG PET/CT施行したが, 全椎体, 骨盤骨, 肋骨, 大腿骨等骨にびまん性集積があり, 骨髄増殖性疾患が疑われた. 精査にて多発性骨髄腫(λ型, BJP)と確定診断に至った. 18F-FDG PET/CTの所見が診断に...
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Published in: | 核医学 Vol. 45; no. 4; p. 389 |
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Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
日本核医学会
2008
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Summary: | 症例は62歳女性. 既往は1998年甲状腺癌(乳頭癌). 2007年9月頃から腰痛があり, 12月初めから急激に悪化し, 起立困難が出現. MRIにて胸椎Th11, 腰椎L3の圧迫骨折, 骨シンチにて同部位と両側肋骨に集積を認めた. 甲状腺癌の既往があり多発骨転移が疑われた. 画像および血液検査所見では再発を示す所見は認めず. 転移巣検索目的にて2008年3月初め18F-FDG PET/CT施行したが, 全椎体, 骨盤骨, 肋骨, 大腿骨等骨にびまん性集積があり, 骨髄増殖性疾患が疑われた. 精査にて多発性骨髄腫(λ型, BJP)と確定診断に至った. 18F-FDG PET/CTの所見が診断に有用であった症例を経験したので報告した. |
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ISSN: | 0022-7854 |