15. 急性心筋梗塞の亜急性期における18F-FDG-PET, 201Tl心筋SPECT(24時間後像), cardiac MRIを用いた心筋viabilityの比較検討

[目的]急性心筋梗塞の亜急性期において, FDG-PETCT(FDG), Tl心筋SPECT(Tl), cardiac MRI(造影遅延像:MRI)を用いて心筋viabilityの評価を行った. [方法]初回発作の急性心筋梗塞で, 全例発症12時間以内に経皮的冠動脈形成術を施行し再灌流療法に成功した10例を対象とした. 発症約2週間後にFDG, Tl, MRIを行った. FDGは, 75g糖負荷後に撮像した. Tlは, 安静空腹時に111MBqを静注10分後より撮像した. MRIは, Gd-DTPA静注後20-30分後に造影Tl強調画像を撮像した. それぞれの各短軸像を8分割し, FDGおよび...

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Published in:核医学 Vol. 42; no. 4; p. 444
Main Authors: 木下法之, 伊藤一貴, 小出正洋, 谷口琢也, 中村玲雄, 入江秀和, 橋本哲男, 田巻俊一
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 日本核医学会 2005
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Description
Summary:[目的]急性心筋梗塞の亜急性期において, FDG-PETCT(FDG), Tl心筋SPECT(Tl), cardiac MRI(造影遅延像:MRI)を用いて心筋viabilityの評価を行った. [方法]初回発作の急性心筋梗塞で, 全例発症12時間以内に経皮的冠動脈形成術を施行し再灌流療法に成功した10例を対象とした. 発症約2週間後にFDG, Tl, MRIを行った. FDGは, 75g糖負荷後に撮像した. Tlは, 安静空腹時に111MBqを静注10分後より撮像した. MRIは, Gd-DTPA静注後20-30分後に造影Tl強調画像を撮像した. それぞれの各短軸像を8分割し, FDGおよびTlでは各々の領域でDefect Score(DS)(0:normal, 1:mildly reduced, 2:moderate reduced, 3:severely reduced, 4:defect)を算出し, その総和のTotal Defect Score(TDS)を求めた.
ISSN:0022-7854