30. 睡眠時無呼吸症候群における肺および心臓123I-MIBG代謝
[目的]睡眠時無呼吸症候群では交感神経活性が亢進する. nasal CPAP治療により心臓交感神経活性が改善することが123I-MIBGにより報告されているが, 肺の123I-MIBG代謝に関する検討はない. われわれはnasal CPAP治療前後での肺および心臓の123I-MIBG代謝を評価した. [方法]SAS群40名(男性38名, 平均46歳)と対象(CON)群35名(男性20名, 平均54歳)を対象に, SASではnasal CPAP治療前と治療1か月後に, CONでは1回のみMIBG心筋シンチを施行した. 111MBqのMIBGを静注後, 15分(早期像)と3時間(後期像)にplan...
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Published in: | 核医学 Vol. 38; no. 2; p. 165 |
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Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
日本核医学会
2001
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Summary: | [目的]睡眠時無呼吸症候群では交感神経活性が亢進する. nasal CPAP治療により心臓交感神経活性が改善することが123I-MIBGにより報告されているが, 肺の123I-MIBG代謝に関する検討はない. われわれはnasal CPAP治療前後での肺および心臓の123I-MIBG代謝を評価した. [方法]SAS群40名(男性38名, 平均46歳)と対象(CON)群35名(男性20名, 平均54歳)を対象に, SASではnasal CPAP治療前と治療1か月後に, CONでは1回のみMIBG心筋シンチを施行した. 111MBqのMIBGを静注後, 15分(早期像)と3時間(後期像)にplanar像を撮影し, 各々, 心筋(H), 縦隔(M)および右中肺野(L)にROIを設定, 早期(e)と後期(d)のH/M比, L/M比, 心clearance(CL)=((eH-eM)-(dH-dM))×100/(eH-eM), 肺CL=(eL/M-dL/M)×100/(eL/M)を算出した. |
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ISSN: | 0022-7854 |