7. 鼠径部腫瘤にて発症した悪性リンパ腫
症例は54歳, 男性. H19年1月頃より左鼠径部の腫瘤を自覚した. 腫瘤が徐々増大したため, H19.4.5近医受診. 精査・加療のため当科に紹介された. 左鼠部径皮下に弾性硬で可動性のある母指頭大腫瘤を認めた. エコーは比較的均一なhypoechoic massで, MRIではT1強調で低信号, T2強調で高信号の分葉状のmassであった. 精索に隣接していたが連続性は無かった. 腰椎麻酔下に腫瘍摘除術施行した. 精索と腫瘍と交通は見られず, 摘出重量14gで均一な灰白質の腫瘤であった. 病理診断は非ホジキンリンパ腫 びまん性大細胞型リンパ腫(DLCB-CL)であった. 画像診断にて病期I...
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Published in: | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 57; no. 4; p. 326 |
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Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
北関東医学会
2007
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Summary: | 症例は54歳, 男性. H19年1月頃より左鼠径部の腫瘤を自覚した. 腫瘤が徐々増大したため, H19.4.5近医受診. 精査・加療のため当科に紹介された. 左鼠部径皮下に弾性硬で可動性のある母指頭大腫瘤を認めた. エコーは比較的均一なhypoechoic massで, MRIではT1強調で低信号, T2強調で高信号の分葉状のmassであった. 精索に隣接していたが連続性は無かった. 腰椎麻酔下に腫瘍摘除術施行した. 精索と腫瘍と交通は見られず, 摘出重量14gで均一な灰白質の腫瘤であった. 病理診断は非ホジキンリンパ腫 びまん性大細胞型リンパ腫(DLCB-CL)であった. 画像診断にて病期IAと診断した. 現在, 当院内科で化学療法療法施行中である. |
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ISSN: | 1343-2826 |