4. PSA低値の前立腺癌3例

症例1:47歳. 尿閉・腎後性腎不全で入院. DRE・TRUSは前立腺癌疑い. PSAO.5ng/ml. 生検はGS5+5, Stage D2と診断しホルモン療法を行った. 症例2:63歳. 排尿困難で近医受診, 下腹部・背部痛を伴いCT施行. 膀胱癌疑いにて当科紹介. PSA O.774ng/ml. 前立腺癌も疑われ, 生検でGS5+5, Stage D2と診断, ホルモン療法を行った. 症例3:59歳. 尿閉で近医受診したが精査せず. 2ヶ月後膀胱タンポナーデ, CT上浸潤性膀胱癌が疑われ当科紹介. PSA 1.94ng/ml. 前立腺癌も疑われ, 生検でGS5+5, Stage D2と診...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 57; no. 2; p. 202
Main Authors: 岡本亘平, 黒川公平, 小川晃, 悦永徹
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 北関東医学会 2007
Online Access:Get full text
Tags: Add Tag
No Tags, Be the first to tag this record!
Description
Summary:症例1:47歳. 尿閉・腎後性腎不全で入院. DRE・TRUSは前立腺癌疑い. PSAO.5ng/ml. 生検はGS5+5, Stage D2と診断しホルモン療法を行った. 症例2:63歳. 排尿困難で近医受診, 下腹部・背部痛を伴いCT施行. 膀胱癌疑いにて当科紹介. PSA O.774ng/ml. 前立腺癌も疑われ, 生検でGS5+5, Stage D2と診断, ホルモン療法を行った. 症例3:59歳. 尿閉で近医受診したが精査せず. 2ヶ月後膀胱タンポナーデ, CT上浸潤性膀胱癌が疑われ当科紹介. PSA 1.94ng/ml. 前立腺癌も疑われ, 生検でGS5+5, Stage D2と診断, ホルモン療法を行った. 下部尿路症状で受診した患者は, PSA低値でも前立腺癌を否定することなく検査を進めるべきである.
ISSN:1343-2826