2.治療が奏効した超高齢者巨大膀胱扁平上皮癌
症例は91歳女性. 主訴は頻尿, 排尿痛. 2005年5月ころより膀胱刺激症状あり, 近医にて抗菌薬投与されるも症状改善せず, 同年6月7日当科紹介初診, 膀胱鏡にて膀胱内をほぼ占拠する腫瘤性病変を認め膀胱腫瘍の診断にて7月12日当科入院となった. 7月13日TUR-Btを施行した. 腫瘍を可及的に切除し, 切除重量は90gであった. 病理は低分化扁平上皮癌でありpT2NxM0と診断した. 年齢を考慮し術後療法として7月25日より総量60Gyの局所照射を施行した. 同年10月の膀胱鏡, CT, 尿細胞診では腫瘍の残存, 再発所見を認めていない....
Saved in:
Published in: | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 56; no. 3; p. 249 |
---|---|
Main Authors: | , , , |
Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
北関東医学会
2006
|
Online Access: | Get full text |
Tags: |
Add Tag
No Tags, Be the first to tag this record!
|
Summary: | 症例は91歳女性. 主訴は頻尿, 排尿痛. 2005年5月ころより膀胱刺激症状あり, 近医にて抗菌薬投与されるも症状改善せず, 同年6月7日当科紹介初診, 膀胱鏡にて膀胱内をほぼ占拠する腫瘤性病変を認め膀胱腫瘍の診断にて7月12日当科入院となった. 7月13日TUR-Btを施行した. 腫瘍を可及的に切除し, 切除重量は90gであった. 病理は低分化扁平上皮癌でありpT2NxM0と診断した. 年齢を考慮し術後療法として7月25日より総量60Gyの局所照射を施行した. 同年10月の膀胱鏡, CT, 尿細胞診では腫瘍の残存, 再発所見を認めていない. |
---|---|
ISSN: | 1343-2826 |