19. 妊娠・授乳期乳癌の3例
当院で経験した妊娠・授乳期乳癌の3症例を報告する. [症例1]40歳, 妊娠29週. 右乳房6.3×4.5cm, Stage IIIa, 生検で癌. 帝王切開分娩と定型乳切. 充実腺管癌, n1α, 7年健存. [症例2]31歳, 授乳中7ヵ月. 4.2×4cm, Stage II非定型乳切+乳房再建. 乳頭腺管癌, n1β. 術後照射, CAF療法, 術後5ヵ月で骨, 肝転移, さらに皮膚, 脳転移が出現し11ヵ月癌死. [症例3]34歳, 妊娠19週. 左乳房13×12cm, 発赤, 浮腫, Stage IIIb, 人工流産, CAF1クール後, 非定型乳切+乳房再建, 硬癌, n2, C...
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Published in: | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 48; no. 3; p. 246 |
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Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
北関東医学会
1998
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Summary: | 当院で経験した妊娠・授乳期乳癌の3症例を報告する. [症例1]40歳, 妊娠29週. 右乳房6.3×4.5cm, Stage IIIa, 生検で癌. 帝王切開分娩と定型乳切. 充実腺管癌, n1α, 7年健存. [症例2]31歳, 授乳中7ヵ月. 4.2×4cm, Stage II非定型乳切+乳房再建. 乳頭腺管癌, n1β. 術後照射, CAF療法, 術後5ヵ月で骨, 肝転移, さらに皮膚, 脳転移が出現し11ヵ月癌死. [症例3]34歳, 妊娠19週. 左乳房13×12cm, 発赤, 浮腫, Stage IIIb, 人工流産, CAF1クール後, 非定型乳切+乳房再建, 硬癌, n2, CAF継続中で, 術後7月健存. 妊娠・授乳期乳癌でも早期発見, 早期診断治療が重要であり, 妊娠期乳癌では母体・胎児の状態を考慮して慎重に対処すべきである. |
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ISSN: | 1343-2826 |