顔面神経麻痺で発症しMRI上脳幹部病変を認めた結核性髄膜炎の1例

末梢性顔面神経麻痺,頭痛,発熱を主症状とし, MRI上脳幹部に症状と一致する病変を認めた結核性髄膜炎を経験した.病変部はMRI上T2強調画像で高信号, T1強調画像で等信号を呈し,ガドリニウムにより均一に増強され,炎症性の機転が示唆された.また抗結核薬治療による治療後,症状の軽快とともに画像上の病変も消失した....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in:日本内科学会雑誌 Vol. 84; no. 10; pp. 1731 - 1733
Main Authors: 福井, 一人, 永田, 栄一郎, 小張, 昌宏, 天野, 隆弘, 厚東, 篤生, 福内, 靖男
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 一般社団法人 日本内科学会 10-10-1995
Subjects:
Online Access:Get full text
Tags: Add Tag
No Tags, Be the first to tag this record!
Description
Summary:末梢性顔面神経麻痺,頭痛,発熱を主症状とし, MRI上脳幹部に症状と一致する病変を認めた結核性髄膜炎を経験した.病変部はMRI上T2強調画像で高信号, T1強調画像で等信号を呈し,ガドリニウムにより均一に増強され,炎症性の機転が示唆された.また抗結核薬治療による治療後,症状の軽快とともに画像上の病変も消失した.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.84.1731