総頸動脈起始部狭窄症を合併した内頸動脈狭窄症に対する,Carotid Guardwire 2 本を用いたステント留置術

【目的】総頸動脈起始部狭窄症(common carotid artery stenosis: CCAS)を合併した内頸動脈狭窄症(tandem lesion)に対するステント留置術について報告する.【方法】右大腿動脈穿刺でガイディングカテーテルを総頸動脈遠位に留置し,Carotid Guardwire(GW)による内頸動脈閉塞下で内頸動脈にステント留置した.外頸動脈に2本目のGW を誘導し拡張させ,2 本のGW を軸に総頸動脈にステント留置した.2 例に施行し周術期合併症は認めなかった.【結論】本法はtandem lesion に対する順行性ステント留置術において,ガイディングカテーテルの支持...

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Published in:脳血管内治療 Vol. 4; no. 4; pp. 178 - 184
Main Authors: 森田, 匠, 石橋, 良太, 藤本, 優貴, 林, 智子, 髙田, 賢介, 氏原, 匡樹, 上里, 弥波, 山下, 北斗, 紀之定, 昌則, 黒崎, 義隆, 半田, 明, 沈, 正樹, 山形, 専
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会 2019
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Description
Summary:【目的】総頸動脈起始部狭窄症(common carotid artery stenosis: CCAS)を合併した内頸動脈狭窄症(tandem lesion)に対するステント留置術について報告する.【方法】右大腿動脈穿刺でガイディングカテーテルを総頸動脈遠位に留置し,Carotid Guardwire(GW)による内頸動脈閉塞下で内頸動脈にステント留置した.外頸動脈に2本目のGW を誘導し拡張させ,2 本のGW を軸に総頸動脈にステント留置した.2 例に施行し周術期合併症は認めなかった.【結論】本法はtandem lesion に対する順行性ステント留置術において,ガイディングカテーテルの支持性の担保と遠位塞栓の予防に有用と考えられる.
ISSN:2423-9119
2424-1709
DOI:10.20626/nkc.tn.2018-0022