Electroretinography (ERG) に関連したガイドライン

国際臨床視覚電気生理学会(International Society of Clinical Electrophysiology of Vision; ISCEV)が網膜電図(Electroretinography; ERG)の初版のプロトコールを公表したのは、今から20年前のことである。このプロトコールはヒト臨床のERGの記録条件に関して記載したものである。一方、最近は動物領域でもERGを記録する際はISCEVのプロトコールに準じるのが当然とも思えるようになってきている。最新のISCEVプロトコールは、2008年7月のISCEVの年次大会において承認され、2009年に論文として公表されている...

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Published in:比較眼科研究 Vol. 28; pp. 1 - 6
Main Author: 佐々木, 正治
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 比較眼科学会 28-12-2009
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Summary:国際臨床視覚電気生理学会(International Society of Clinical Electrophysiology of Vision; ISCEV)が網膜電図(Electroretinography; ERG)の初版のプロトコールを公表したのは、今から20年前のことである。このプロトコールはヒト臨床のERGの記録条件に関して記載したものである。一方、最近は動物領域でもERGを記録する際はISCEVのプロトコールに準じるのが当然とも思えるようになってきている。最新のISCEVプロトコールは、2008年7月のISCEVの年次大会において承認され、2009年に論文として公表されている。本稿では、「ISCEVのERGプロトコールの内容」、「2004年版から2008年版プロトコールの主な変更点」を述べ、最後に「まとめ」として、本プロトコールを動物実験に応用する際の考慮すべきポイントについて補足する。
ISSN:0286-7486
2185-8446
DOI:10.11254/jscvo.28.1