異常分娩の麻酔管理─常位胎盤早期剥離,前置胎盤,癒着胎盤,胎盤遺残,子宮内反症

異常分娩における麻酔管理の重要なポイントは,緊急性,麻酔方法の選択,凝固障害や大量出血などの合併症への対応である.緊急性の高い疾患では速やかな対応が必要となり,母体および胎児の状態や予定術式から適切な麻酔方法を選択する.また産科における凝固障害や大量出血の特徴を理解し,その対策を知ることは術前の麻酔計画を立てる上で重要であり,適切な麻酔管理を行うことにもつながる....

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Published in:日本臨床麻酔学会誌 Vol. 38; no. 5; pp. 699 - 705
Main Authors: 安達, 真梨子, 加藤, 里絵
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 日本臨床麻酔学会 15-09-2018
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Summary:異常分娩における麻酔管理の重要なポイントは,緊急性,麻酔方法の選択,凝固障害や大量出血などの合併症への対応である.緊急性の高い疾患では速やかな対応が必要となり,母体および胎児の状態や予定術式から適切な麻酔方法を選択する.また産科における凝固障害や大量出血の特徴を理解し,その対策を知ることは術前の麻酔計画を立てる上で重要であり,適切な麻酔管理を行うことにもつながる.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.38.699