健常成人男性における家庭用体組成計を用いた部位別筋肉量と重心動揺検査における足圧中心動揺およびFunctional Reach Testとの関連性

〔目的〕家庭用体組成計を用いて部位別筋肉量と重心動揺検査における足圧中心動揺指標・Functional Reach Test(FRT)との関連性を検討した.〔対象と方法〕対象は健常成人男性40名とした.重心動揺計を用いて,対象者の静止立位における足圧中心動揺指標を計測した.動的バランス評価としてFRTを実施した.体組成計を用いて,全身,左上肢,右上肢,体幹,左下肢,右下肢の6部位の筋肉量を計測した.〔結果〕部位別筋肉量と各足圧中心動揺指標は有意な相関は認められなかったが,体幹筋肉量とFRTとは有意な中等度の正の相関が認められた.〔結語〕体幹筋肉量とFRTとの関連性が認められたため,家庭用体組成...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in:理学療法科学 Vol. 35; no. 2; pp. 165 - 169
Main Authors: 松野, 悟之, 幸田, 利敬, 藤田, 信子
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 理学療法科学学会 2020
Subjects:
Online Access:Get full text
Tags: Add Tag
No Tags, Be the first to tag this record!
Description
Summary:〔目的〕家庭用体組成計を用いて部位別筋肉量と重心動揺検査における足圧中心動揺指標・Functional Reach Test(FRT)との関連性を検討した.〔対象と方法〕対象は健常成人男性40名とした.重心動揺計を用いて,対象者の静止立位における足圧中心動揺指標を計測した.動的バランス評価としてFRTを実施した.体組成計を用いて,全身,左上肢,右上肢,体幹,左下肢,右下肢の6部位の筋肉量を計測した.〔結果〕部位別筋肉量と各足圧中心動揺指標は有意な相関は認められなかったが,体幹筋肉量とFRTとは有意な中等度の正の相関が認められた.〔結語〕体幹筋肉量とFRTとの関連性が認められたため,家庭用体組成計を用いる臨床的意義があると考える.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.35.165