理学療法評価の各技術項目における主観的困難感 学生と臨床実習教育者の認識に着目して

〔目的〕円滑な臨床実習教育に寄与するため,理学療法評価の技術項目における学生の実施上ならびに臨床実習教育者(CE)の指導上の困難感を調査し,両者の共通点と相違点を明らかにすることとした.〔対象と方法〕対象は評価実習後の学生68名とCE 43名とし,理学療法評価の27項目について,主観的な困難感を質問紙にて調査した. 〔結果〕「動作分析」「統合と解釈」「問題点の抽出」は両者の多くが共通して困難感を示したが,学生の方がより強い傾向にあった.〔結語〕学生とCEがともに困難感を示す技術項目や,学生の多くが困難感を示す技術項目があることから,困難感の要因を検討していくことが必要である....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in:Rigaku ryoho kagaku Vol. 32; no. 1; pp. 7 - 10
Main Authors: 吉塚, 久記, 玉利, 誠, 横尾, 正博, 日髙, 正巳, 浅見, 豊子
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: Tokyo 理学療法科学学会 01-01-2017
Japan Science and Technology Agency
Subjects:
Online Access:Get full text
Tags: Add Tag
No Tags, Be the first to tag this record!
Description
Summary:〔目的〕円滑な臨床実習教育に寄与するため,理学療法評価の技術項目における学生の実施上ならびに臨床実習教育者(CE)の指導上の困難感を調査し,両者の共通点と相違点を明らかにすることとした.〔対象と方法〕対象は評価実習後の学生68名とCE 43名とし,理学療法評価の27項目について,主観的な困難感を質問紙にて調査した. 〔結果〕「動作分析」「統合と解釈」「問題点の抽出」は両者の多くが共通して困難感を示したが,学生の方がより強い傾向にあった.〔結語〕学生とCEがともに困難感を示す技術項目や,学生の多くが困難感を示す技術項目があることから,困難感の要因を検討していくことが必要である.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.7