犬の自然発生腫瘍における20α-水酸化ステロイド脱水素酵素活性(短報)

外科的に摘出した犬の自然発生腫瘍57例の20α-水酸化ステロイド脱水素酵素(20α-HSD)活性を測定した結果, 48例に活性が認められた. 病理組織学的には混合型腫瘍が上皮系および非上皮系腫瘍よりも活性が高い傾向にあり, また悪性腫瘍の20α-HSD活性がそれぞれの良性腫瘍よりも高い傾向にあった. 同時に測定した正常組織の20α-HSD活性に比較し, それに対応する腫瘍は有意に高い活性を示した....

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Published in:Journal of Veterinary Medical Science Vol. 56; no. 3; pp. 581 - 583
Main Authors: Mariko, Tanaka Neide, 塩田, 邦郎, 能田, 健, 小久保, 諭, 廉沢, 剛, 西村, 亮平, 高橋, 迪雄, 佐々木, 伸雄
Format: Journal Article
Language:English
Published: 公益社団法人 日本獣医学会 1994
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Description
Summary:外科的に摘出した犬の自然発生腫瘍57例の20α-水酸化ステロイド脱水素酵素(20α-HSD)活性を測定した結果, 48例に活性が認められた. 病理組織学的には混合型腫瘍が上皮系および非上皮系腫瘍よりも活性が高い傾向にあり, また悪性腫瘍の20α-HSD活性がそれぞれの良性腫瘍よりも高い傾向にあった. 同時に測定した正常組織の20α-HSD活性に比較し, それに対応する腫瘍は有意に高い活性を示した.
ISSN:0916-7250
1347-7439
DOI:10.1292/jvms.56.581