産婦人科領域におけるNY-198の臨床的検討

新しいキノロンカルボン酸系抗菌剤であるNY-198の産婦人科領域における臨床的検討を行ない次のような結果を得た。 1) 24例に投与し, 20例で臨床効果判定が可能であった。著効と有効をあわせた有効率は70%であった。 2) 細菌学的検討は14例で行なわ礼効果判定できた10例では80.0%の菌消失率であった。 3) 副作用の検討は24例全例を対象とした。1例で発疹, 蚤痒感の出現をみた。 4) 臨床検査値異常は1例においてのみGOT, GPTの軽度上昇を認めたが, 短期間で正常値にもどった。...

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Published in:CHEMOTHERAPY Vol. 36; no. Supplement2-Clinical; pp. 1067 - 1072
Main Authors: 齋藤, 康子, 萬, 豊, 清水, 哲也, 芳賀, 宏光, 溝口, 久富, 山崎, 知文, 牟禮, 一秀, 長谷川, 天洙, 斎藤, 豊一, 鳥居, 豊
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 公益社団法人 日本化学療法学会 1988
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Description
Summary:新しいキノロンカルボン酸系抗菌剤であるNY-198の産婦人科領域における臨床的検討を行ない次のような結果を得た。 1) 24例に投与し, 20例で臨床効果判定が可能であった。著効と有効をあわせた有効率は70%であった。 2) 細菌学的検討は14例で行なわ礼効果判定できた10例では80.0%の菌消失率であった。 3) 副作用の検討は24例全例を対象とした。1例で発疹, 蚤痒感の出現をみた。 4) 臨床検査値異常は1例においてのみGOT, GPTの軽度上昇を認めたが, 短期間で正常値にもどった。
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.36.Supplement2-Clinical_1067