外科領域におけるCefotiam hexetilの臨床使用成績

外科領域感染症に対するcefotiam hexetil (CTM-HE) の有効性および安全性を検討した。 疾患別臨床効果は, 節・よう6例中著効1例, 有効5例, 療疽・化膿性爪囲炎7例中著効1例, 有効5例, やや有効1例, 感染性粉瘤13例中有効9例, やや有効3例, 無効1例, 膿瘍16例中著効4例, 有効10例, やや有効2例, 創傷感染13例中著効3例, 有効6例, やや有効4例, その他6例中著効1例, 有効2例, やや有効2例, 無効1例で, 61例中著効10例, 有効37例, やや有効12例, 無効2例, 有効率は77.0%であった。 1回投与量別臨床効果は, 100mg投与...

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Published in:CHEMOTHERAPY Vol. 36; no. Supplement6; pp. 703 - 717
Main Authors: 酒井, 克治, 上田, 隆美, 平田, 早苗, 光吉, 聖, 藤本, 幹夫, 森本, 譲, 澤田, 晃
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 公益社団法人 日本化学療法学会 1988
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Summary:外科領域感染症に対するcefotiam hexetil (CTM-HE) の有効性および安全性を検討した。 疾患別臨床効果は, 節・よう6例中著効1例, 有効5例, 療疽・化膿性爪囲炎7例中著効1例, 有効5例, やや有効1例, 感染性粉瘤13例中有効9例, やや有効3例, 無効1例, 膿瘍16例中著効4例, 有効10例, やや有効2例, 創傷感染13例中著効3例, 有効6例, やや有効4例, その他6例中著効1例, 有効2例, やや有効2例, 無効1例で, 61例中著効10例, 有効37例, やや有効12例, 無効2例, 有効率は77.0%であった。 1回投与量別臨床効果は, 100mg投与群75.0%, 200mg投与群78.8%, 400mg投与群75.0%であった。 分離菌別臨床効果は単独菌感染82.4%, 複数菌感染90.9%であり, 細菌学的効果は菌消失率92.7%と高値を示した。 副作用は64例中3例に認められ, 2例が嘔気, 嘔吐, 1例が皮疹であった。臨床検査値異常は1例も認められなかった。
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.36.Supplement6_703