泌尿器科領域におけるHBK (筋肉内注射) の臨床的検討

新しいアミノ配糖体系抗生物質であるHBKの複雑性尿路感染症に対する有用性を検討し, 以下の成績を得た。 1) 複雑性尿路感染症18例に本剤を筋肉内注射し, UTI薬効評価基準に基づいて判定した結果, 72%の有効率を得た。 2) 本剤による自他覚的副作用は1例も認められなかった。 臨床検査値については2例において軽度の異常 (GOT・GPTおよび好酸球の軽度上昇) が認められたが, いずれも一過性であった....

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Published in:CHEMOTHERAPY Vol. 34; no. Supplement1; pp. 453 - 458
Main Authors: 原田, 益善, 藤井, 明, 荒川, 創一, 片岡, 陳正, 藤井, 昭男, 守殿, 貞夫, 石神, 襄次
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 公益社団法人 日本化学療法学会 1986
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Summary:新しいアミノ配糖体系抗生物質であるHBKの複雑性尿路感染症に対する有用性を検討し, 以下の成績を得た。 1) 複雑性尿路感染症18例に本剤を筋肉内注射し, UTI薬効評価基準に基づいて判定した結果, 72%の有効率を得た。 2) 本剤による自他覚的副作用は1例も認められなかった。 臨床検査値については2例において軽度の異常 (GOT・GPTおよび好酸球の軽度上昇) が認められたが, いずれも一過性であった.
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.34.Supplement1_453