複雑性尿路感染症に対するbiapenemの臨床的検討

新規注射用カルバペネム系抗生物質biapenem (BIPM) を複雑性尿路感染症21例に投与し, その臨床効果及び副作用について検討した。UTI薬効評価基準に合致した症例は16例で, 著効4例, 有効ll例, 無効1例で有効率94%であった。分離菌26株中25株が除菌され, 除菌率は96%であった。自他覚的副作用は1例も認められず, 臨床検査値の異常変動は2例でGOT・GPTの軽度かつ一過性の上昇が認められた。...

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Published in:CHEMOTHERAPY Vol. 42; no. Supplement4; pp. 809 - 813
Main Authors: 長久, 裕史, 山下, 真寿男, 荒川, 創一, 守殿, 貞夫, 中西, 建夫, 松下, 全巳, 川端, 岳, 山中, 望, 広岡, 九兵衛
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 公益社団法人 日本化学療法学会 1994
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Description
Summary:新規注射用カルバペネム系抗生物質biapenem (BIPM) を複雑性尿路感染症21例に投与し, その臨床効果及び副作用について検討した。UTI薬効評価基準に合致した症例は16例で, 著効4例, 有効ll例, 無効1例で有効率94%であった。分離菌26株中25株が除菌され, 除菌率は96%であった。自他覚的副作用は1例も認められず, 臨床検査値の異常変動は2例でGOT・GPTの軽度かつ一過性の上昇が認められた。
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.42.Supplement4_809