Bromocriptine長期大量療法が奏効した巨大prolactinomaの1例

19才男性.視力障害・左不全麻痺等にて1985年11月入院.血中PRL 16600ng/ml, CTscanにて鞍上部から周囲に浸潤性に発育した巨大腫瘍(容積: 124cm3)を認めた. bromocriptine投与1週後に血中PRL・腫瘍容積ともに著明に低下し,症状は消失.投薬中止時一時的に腫瘍の再増大を認めたが,経蝶形骨洞的手術後投与を再開し再び急速な腫瘍の縮小を認め,以後3年余にわたり継続投与中でありCT上腫瘍は殆ど認められなくなっている....

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Published in:日本内科学会雑誌 Vol. 78; no. 12; pp. 1785 - 1786
Main Authors: 真尾, 泰生, 紅粉, 睦男, 伊古田, 明美, 水本, 博章, 佐藤, 修二, 山口, 修史, 鈴木, 頌, 田代, 隆, 伊古田, 俊夫
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 一般社団法人 日本内科学会 1989
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Description
Summary:19才男性.視力障害・左不全麻痺等にて1985年11月入院.血中PRL 16600ng/ml, CTscanにて鞍上部から周囲に浸潤性に発育した巨大腫瘍(容積: 124cm3)を認めた. bromocriptine投与1週後に血中PRL・腫瘍容積ともに著明に低下し,症状は消失.投薬中止時一時的に腫瘍の再増大を認めたが,経蝶形骨洞的手術後投与を再開し再び急速な腫瘍の縮小を認め,以後3年余にわたり継続投与中でありCT上腫瘍は殆ど認められなくなっている.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.78.1785