病初期に左同名半盲を呈したCreutzfeldt-Jakob病の1例

症例は63歳男性.亜急性に進行する視力低下で発症,典型的な左同名半盲が続発したため入院した.入院時,軽度の見当識障害を認めた.脳波で右後頭葉中心にperiodic synchronous discharge (PSD)を認めた.入院後,ミオクローヌスが出現し,痴呆が急速に進行したためCJDと診断した. CJDの初期においても典型的な同名半盲を呈することは臨床的に重要と考えた....

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Published in:日本内科学会雑誌 Vol. 88; no. 6; pp. 1099 - 1100
Main Authors: 和泉, 唯信, 宇高, 不可思, 植村, 健吾, 中溝, 知樹, 高橋, 牧郎, 西中, 和人, 亀山, 正邦, 辻, 孝仁, 二宮, さゆり, 猪原, 博之, 原, 吉幸
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 一般社団法人 日本内科学会 10-06-1999
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Summary:症例は63歳男性.亜急性に進行する視力低下で発症,典型的な左同名半盲が続発したため入院した.入院時,軽度の見当識障害を認めた.脳波で右後頭葉中心にperiodic synchronous discharge (PSD)を認めた.入院後,ミオクローヌスが出現し,痴呆が急速に進行したためCJDと診断した. CJDの初期においても典型的な同名半盲を呈することは臨床的に重要と考えた.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.88.1099