全身性エリテマトーデス(SLE)における肺高血圧症の検討-超音波パルスドプラー法の有用性と当科SLEの分析

目的:超音波パルスドプラー法(以下PDE)を用い,当科全身性エリテマトーデス(以下SLE)患者を対象に肺高血圧症(PH)の検索を行い,臨床検査所見について比較検討した.方法:超音波断層法とPDEの複合システムを用い,右室流出路又は肺動脈弁口部での血流速度パターンを表示しPH patternを検討した.結果: SLE 42例中7例にPH patternが認められ,この群ではRaynaud現象,抗RNP抗体,血小板減少が高頻度に認められた....

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Published in:日本内科学会雑誌 Vol. 78; no. 5; pp. 700 - 701
Main Authors: 清水, 昌人, 佐川, 昭, 向井, 正也, 渡部, 一郎, 谷村, 一秀, 沖, 一郎, 藤咲, 淳, 中川, 昌一, 阿久津, 光之, 桜井, 信子, 三神, 大世, 工藤, 俊彦
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 一般社団法人 日本内科学会 10-05-1989
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Summary:目的:超音波パルスドプラー法(以下PDE)を用い,当科全身性エリテマトーデス(以下SLE)患者を対象に肺高血圧症(PH)の検索を行い,臨床検査所見について比較検討した.方法:超音波断層法とPDEの複合システムを用い,右室流出路又は肺動脈弁口部での血流速度パターンを表示しPH patternを検討した.結果: SLE 42例中7例にPH patternが認められ,この群ではRaynaud現象,抗RNP抗体,血小板減少が高頻度に認められた.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.78.700