F344ラットによるクーロー色素の90日間反復混餌投与毒性試験
食品添加物クーロー色素(色価30,プロピレングリコール,塩化カリウム,塩素,カリウム及びナトリウムをそれぞれ 79.9,5.8,0.8,1.62 及び 0.06% 含有)の 0,0.5,1.5 及び 5.0% 添加飼料を雌雄のラットに90日間投与する毒性試験を行った.その結果,投与に関連すると思われる変化は認められなかった.5.0% 添加飼料の投与から算出した平均クーロー色素摂取量,雄で 2,993 mg/kg/day,雌で 3,376 mg/kg/day は,毒性変化が認められない用量(NOAEL)であると結論した.また,高濃度の添加飼料の投与で毒性変化が認められなかったことより,クーロー色...
Saved in:
Published in: | Shokuhin eiseigaku zasshi Vol. 43; no. 3; pp. 148 - 154 |
---|---|
Main Authors: | , , , , , , , , , |
Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
公益社団法人 日本食品衛生学会
2002
|
Subjects: | |
Online Access: | Get full text |
Tags: |
Add Tag
No Tags, Be the first to tag this record!
|
Summary: | 食品添加物クーロー色素(色価30,プロピレングリコール,塩化カリウム,塩素,カリウム及びナトリウムをそれぞれ 79.9,5.8,0.8,1.62 及び 0.06% 含有)の 0,0.5,1.5 及び 5.0% 添加飼料を雌雄のラットに90日間投与する毒性試験を行った.その結果,投与に関連すると思われる変化は認められなかった.5.0% 添加飼料の投与から算出した平均クーロー色素摂取量,雄で 2,993 mg/kg/day,雌で 3,376 mg/kg/day は,毒性変化が認められない用量(NOAEL)であると結論した.また,高濃度の添加飼料の投与で毒性変化が認められなかったことより,クーロー色素に顕著な一般毒性は認められないものと考察された. |
---|---|
Bibliography: | ZZ00009680 651333 |
ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.43.148 |