F344ラットによるペカンナッツ色素の90日間反復混餌投与毒性試験

ペカンナッツ色素の反復摂取による毒性変化と無毒性量を明らかにする目的で, ペカンナッツ色素 (デキストリン60%含有) の0, 0.5, 1.5及び5.0%添加飼料を雄雌のラットに摂取させる90日間反復投与毒性実験を行った. ペカンナッツ色素によると考えられる毒性変化はいずれの用量でも認められなかった. 5.0%添加飼料摂取 (デキストリンを除いた平均ペカンナッツ色素摂取量: 雄で1287mg/kg/day, 雌で1344mg/kg/day) は毒性変化が認あられない用量であると結論した. また毒性変化が認められなかったことより, ペカンナッツ色素の一般毒性は弱いものと考えられた....

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Published in:Shokuhin eiseigaku zasshi Vol. 39; no. 6; pp. 375 - 382_1
Main Authors: 関田, 清司, 斉藤, 実, 内田, 雄幸, 小野, 敦, 小川, 幸男, 金子, 豊蔵, 降矢, 強, 黒川, 雄二, 井上, 達
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 公益社団法人 日本食品衛生学会 05-12-1998
Subjects:
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Description
Summary:ペカンナッツ色素の反復摂取による毒性変化と無毒性量を明らかにする目的で, ペカンナッツ色素 (デキストリン60%含有) の0, 0.5, 1.5及び5.0%添加飼料を雄雌のラットに摂取させる90日間反復投与毒性実験を行った. ペカンナッツ色素によると考えられる毒性変化はいずれの用量でも認められなかった. 5.0%添加飼料摂取 (デキストリンを除いた平均ペカンナッツ色素摂取量: 雄で1287mg/kg/day, 雌で1344mg/kg/day) は毒性変化が認あられない用量であると結論した. また毒性変化が認められなかったことより, ペカンナッツ色素の一般毒性は弱いものと考えられた.
Bibliography:ZZ00009680
581958
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.39.6_375