2. Mantle Cell Lymphomaに対する末梢血CD34陽性細胞autotransplant

【症例】61歳女性. Mantle Cell Lymphoma, 病期IVA. 末梢血にも腫瘍細胞を認めた. CHOP療法3コース, MEAP療法1コースを行った. 末梢血幹細胞はMEAP療法+G-CSFで動員し, 採取後, Isolex50を用いてCD34 positive selectionを行った. MCNU, CBDCA, VP-16, CPAによる前処置を行い, CD34陽性細胞75.9×106/body(1.12×106/kg)を移植した. Day13に白血球数>2,000/μl, 好中球数>1,000/μlを確認. 血小板はDay28の時点で輸血依存性である. 【考察】Mantl...

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Published in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 50; no. 2; p. 181
Main Authors: 神保貴宏, 土岐典子, 松本守生, 澤村守夫, 初見菜穂子, 横濱章彦, 唐沢正光
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 北関東医学会 2000
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Description
Summary:【症例】61歳女性. Mantle Cell Lymphoma, 病期IVA. 末梢血にも腫瘍細胞を認めた. CHOP療法3コース, MEAP療法1コースを行った. 末梢血幹細胞はMEAP療法+G-CSFで動員し, 採取後, Isolex50を用いてCD34 positive selectionを行った. MCNU, CBDCA, VP-16, CPAによる前処置を行い, CD34陽性細胞75.9×106/body(1.12×106/kg)を移植した. Day13に白血球数>2,000/μl, 好中球数>1,000/μlを確認. 血小板はDay28の時点で輸血依存性である. 【考察】Mantle cell lymphomaはautodansplant併用大量化学療法の適応と考えられるが, 移植片への腫瘍細胞の混入が問題となる. 腫瘍細胞除去という点からCD34positive selectionが有用と考えられた.
ISSN:1343-2826