右低形成腎, 尿管異所開口の1例

症例は8歳女児, 昼夜を問わず尿失禁を認め, 前医を受診した. 造影レントゲン検査にて尿管異所開口の疑いがあり, 当院に紹介, 受診した. 児の出生に特に異常なく体表異常も認めなかった. 血液, 尿検査結果も正常であった. 膀胱鏡, 膣造影にて, 右尿管の膣への開口を確認し, アイソトープ検査にて右腎の機能がほぼ無いことを確認した. このため児の生活を考え右腎摘出術を施行することにした. 術後経過順調で退院, 現在経過を観察中である....

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Published in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 51; no. 2; p. 173
Main Authors: 杉山健, 稲坂淳, 新井兼司, 宮城盛淳, 平山順朗, 石川博義, 長谷川昭
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 北関東医学会 01-03-2001
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Description
Summary:症例は8歳女児, 昼夜を問わず尿失禁を認め, 前医を受診した. 造影レントゲン検査にて尿管異所開口の疑いがあり, 当院に紹介, 受診した. 児の出生に特に異常なく体表異常も認めなかった. 血液, 尿検査結果も正常であった. 膀胱鏡, 膣造影にて, 右尿管の膣への開口を確認し, アイソトープ検査にて右腎の機能がほぼ無いことを確認した. このため児の生活を考え右腎摘出術を施行することにした. 術後経過順調で退院, 現在経過を観察中である.
ISSN:1343-2826