Skypeを活用して開催した国際シンポジウムの評価 モンゴル国のリハビリテーションの発展を目指して

目 的:モンゴル国のリハビリテーションの発展に貢献することを目指し,Skypeを活用して開催した国際シンポジウムの評価を分析し,教育支援の課題について示唆を得ることである.方 法:国際シンポジウムは,モンゴル国と群馬大学の交流の経緯・遠隔教育に関する講演と集団討議により構成し,その両方でSkypeを用いた.アンケートにより対象者の属性,国際シンポジウムとSkype活用の有益性,感想等を調査した.結 果:研究対象者は教員,保健医療人材,学生であった.国際シンポジウム・Skypeの活用を有益と答えた人は8割以上で,対象者の属性による回答の偏りは無かった.感想は交流の経緯の理解,発展への期待,遠隔教...

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Published in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 69; no. 3; pp. 195 - 203
Main Authors: 下田, 佳央莉, 村野, 万伊加, 坂本, 雅昭, 外里, 冨佐江, 森, 淑江, 菊地, 千一郎, 土屋, 謙仕, 野口, 直人, 越智, 貴子, 齋藤, 貴之
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 北関東医学会 01-08-2019
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Description
Summary:目 的:モンゴル国のリハビリテーションの発展に貢献することを目指し,Skypeを活用して開催した国際シンポジウムの評価を分析し,教育支援の課題について示唆を得ることである.方 法:国際シンポジウムは,モンゴル国と群馬大学の交流の経緯・遠隔教育に関する講演と集団討議により構成し,その両方でSkypeを用いた.アンケートにより対象者の属性,国際シンポジウムとSkype活用の有益性,感想等を調査した.結 果:研究対象者は教員,保健医療人材,学生であった.国際シンポジウム・Skypeの活用を有益と答えた人は8割以上で,対象者の属性による回答の偏りは無かった.感想は交流の経緯の理解,発展への期待,遠隔教育の可能性等に分類された.結 論:Skypeを活用した国際シンポジウムは,モンゴル国におけるリハビリテーションの専門職を育成する教育支援に有益であると考えられ,モンゴル国のリハビリテーションの発展に貢献する可能性があることが示唆された.
ISSN:1343-2826
1881-1191
DOI:10.2974/kmj.69.195