米国における前庭系リハビリテーションと理学療法士との関わり

「はじめに」日本の理学療法・学士過程を卒業し, 前庭系リハビリテーション (リハ) の教育・研究・臨床で世界をリードする米国ピッツバーグ大学・理学療法部門 University of Pittsburgh, Department of Physical Therapy (Suzan Whitney教授) の修士課程および前庭系リハの認定コースを修了し, 現在も米国にて前庭系リハを行っている筆頭著者 (理学療法士) と共に, 米国における理学療法の現状, 前庭系リハにおける理学療法士の役割, 教育や資格認定制度について紹介する. 「米国での理学療法の現状」米国では約20~30%の高齢者がめまい平...

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Published in:Equilibrium Research Vol. 76; no. 2; pp. 79 - 83
Main Authors: 加藤, 巧, 伏木, 宏彰
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 一般社団法人 日本めまい平衡医学会 2017
日本めまい平衡医学会
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Summary:「はじめに」日本の理学療法・学士過程を卒業し, 前庭系リハビリテーション (リハ) の教育・研究・臨床で世界をリードする米国ピッツバーグ大学・理学療法部門 University of Pittsburgh, Department of Physical Therapy (Suzan Whitney教授) の修士課程および前庭系リハの認定コースを修了し, 現在も米国にて前庭系リハを行っている筆頭著者 (理学療法士) と共に, 米国における理学療法の現状, 前庭系リハにおける理学療法士の役割, 教育や資格認定制度について紹介する. 「米国での理学療法の現状」米国では約20~30%の高齢者がめまい平衡障害を自覚している. 2008年のNational Health Interview Surveyによると, 米国内において平衡障害を呈している65歳以上の高齢者700万人を対象とした調査で少なくとも21.5%が内耳性であると報告されている.
ISSN:0385-5716
1882-577X
DOI:10.3757/jser.76.79