慢性腰痛者に対する有酸素運動前後の疼痛閾値の変化
〔目的〕慢性腰痛者に対し長期間の低強度有酸素運動を実施し,疼痛閾値(PPT)の運動前後の変化を検証すること.〔対象と方法〕対象は腰痛が12ヵ月以上ある慢性腰痛者8名とした.測定方法は,腰部と上下肢など身体部位7ヵ所のPPTと,腰部のVisual Analogue Scale(VAS)を介入前・介入後・介入後8週目の合計3回測定した.運動介入内容は,自転車エルゴメーター運動を週2回・8週間の合計16回実施した.〔結果〕介入前後で比較した結果,全てのPPTと腰部のVASが有意に向上していた.介入後8週目の測定では,介入前と比較し,上下肢など4ヵ所のPPTで有意な向上が認められた.〔結語〕定期的な自...
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Published in: | 理学療法科学 Vol. 36; no. 4; pp. 653 - 656 |
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Main Authors: | , , |
Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
理学療法科学学会
2021
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Subjects: | |
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Summary: | 〔目的〕慢性腰痛者に対し長期間の低強度有酸素運動を実施し,疼痛閾値(PPT)の運動前後の変化を検証すること.〔対象と方法〕対象は腰痛が12ヵ月以上ある慢性腰痛者8名とした.測定方法は,腰部と上下肢など身体部位7ヵ所のPPTと,腰部のVisual Analogue Scale(VAS)を介入前・介入後・介入後8週目の合計3回測定した.運動介入内容は,自転車エルゴメーター運動を週2回・8週間の合計16回実施した.〔結果〕介入前後で比較した結果,全てのPPTと腰部のVASが有意に向上していた.介入後8週目の測定では,介入前と比較し,上下肢など4ヵ所のPPTで有意な向上が認められた.〔結語〕定期的な自転車エルゴメーターでの低強度の運動は,慢性腰痛者のPPT向上に伴い,腰痛の軽減が認められた. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.36.653 |