通所リハビリテーション利用者における身体機能と認知機能が転倒におよぼす影響について

〔目的〕通所リハビリテーション利用者を対象に身体機能と認知機能が転倒に及ぼす影響について検討した.〔対象〕通所リハビリテーション利用者60名.〔方法〕Timed up and Go (TUG),5m歩行時間,5回椅子起立テスト,Mini Mental State Examination,数唱,Trail Making Test partA (TMT-A),転倒リスク数を評価した.対象者を過去1年間の転倒の有無により,転倒群,非転倒群に分け各評価項目について群間比較検討した.〔結果〕転倒群でTMT-A,TUG,転倒リスク数は有意に高値であり,TMT-Aについては転倒との関連を認めた.〔結語〕転倒...

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Published in:理学療法科学 Vol. 31; no. 1; pp. 31 - 35
Main Authors: 陣内, 達也, 平瀬, 達哉, 井口, 茂
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 理学療法科学学会 2016
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Summary:〔目的〕通所リハビリテーション利用者を対象に身体機能と認知機能が転倒に及ぼす影響について検討した.〔対象〕通所リハビリテーション利用者60名.〔方法〕Timed up and Go (TUG),5m歩行時間,5回椅子起立テスト,Mini Mental State Examination,数唱,Trail Making Test partA (TMT-A),転倒リスク数を評価した.対象者を過去1年間の転倒の有無により,転倒群,非転倒群に分け各評価項目について群間比較検討した.〔結果〕転倒群でTMT-A,TUG,転倒リスク数は有意に高値であり,TMT-Aについては転倒との関連を認めた.〔結語〕転倒にはTMT-Aの関連が強く,注意遂行機能に着目した転倒予防アプローチが必要であると示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.31