手術室の医療安全と病院の医療事故調査体制
医療事故の多くはヒューマンエラーが原因とされているが,侵襲的な手技を実施する手術室では,例えば薬物の誤調製・誤投与など単純な過誤であっても事故により患者の生命を脅かすことになる.事故発生時には,現場保全,関係者のヒアリングにより事実を確認・記録し,客観的資料に基づく検討により事故の原因を究明し,さらには改善策の実施・評価によって予防策を根付かせる「医療を安全に実施する具体的な体制」を確立することが望まれる....
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Published in: | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 38; no. 5; pp. 672 - 676 |
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Main Author: | |
Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
日本臨床麻酔学会
15-09-2018
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Summary: | 医療事故の多くはヒューマンエラーが原因とされているが,侵襲的な手技を実施する手術室では,例えば薬物の誤調製・誤投与など単純な過誤であっても事故により患者の生命を脅かすことになる.事故発生時には,現場保全,関係者のヒアリングにより事実を確認・記録し,客観的資料に基づく検討により事故の原因を究明し,さらには改善策の実施・評価によって予防策を根付かせる「医療を安全に実施する具体的な体制」を確立することが望まれる. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.38.672 |