通過障害を呈した切除不能および再発胃癌症例に対するステント治療の経験

通過障害を呈し経口摂取不能となった切除不能進行胃癌(59歳男性)および再発胃癌症例(80歳女性)に対してQOLの改善を目的に食道用のSelf expanding metalic stent (SEMS)を使用を試みた.透視下に狭窄部をバルーンで拡張後食道用SEMSを挿入した.両症例ともステント挿入直後より嘔心・嘔吐の消失, 経鼻胃管から解放, 経口摂取の回復などの点で末期癌患者のQOLを十分向上させ得たと考えられた....

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Published in:THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 52; no. 3; pp. 207 - 210
Main Authors: 高井, 良樹, 佐藤, 尚文, 内田, 和宏, 綿貫, 啓, 矢端, 義弘, 吉田, 美穂, 横江, 隆夫, 飯野, 佑一, 森下靖雄
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 北関東医学会 2002
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Description
Summary:通過障害を呈し経口摂取不能となった切除不能進行胃癌(59歳男性)および再発胃癌症例(80歳女性)に対してQOLの改善を目的に食道用のSelf expanding metalic stent (SEMS)を使用を試みた.透視下に狭窄部をバルーンで拡張後食道用SEMSを挿入した.両症例ともステント挿入直後より嘔心・嘔吐の消失, 経鼻胃管から解放, 経口摂取の回復などの点で末期癌患者のQOLを十分向上させ得たと考えられた.
ISSN:1343-2826
1881-1191
DOI:10.2974/kmj.52.207