臨床実習形態の違いが国家試験相当の実地問題の成績に与える影響 従来型実習と診療参加型実習の比較

〔目的〕従来型実習と診療参加型実習の実習形態の違いが国家試験相当の専門・実地問題の点数に与える影響を検討した.〔対象と方法〕総合臨床実習(12週間)の前後に国家試験相当の実地問題を実施した.その際,従来型と診療参加型実習の実習前後の点数の比較を行った.〔結果〕実習形態と実習時期の2要因による比較では交互作用はなかったが,従来型と診療参加型実習ともに実習後で有意に得点が向上した.〔結語〕従来型と診療参加型実習ともに,実習後に得点が向上した.実習形態による実地問題の点数には有意差はなく,どちらの実習でも知識面の向上が得られた.CCS(診療参加型実習)の有用性が示された....

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Published in:理学療法科学 Vol. 35; no. 3; pp. 367 - 370
Main Authors: 屋嘉比, 章紘, 小野田, 公, 石坂, 正大, 貞清, 香織, 久保, 晃
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 理学療法科学学会 2020
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Description
Summary:〔目的〕従来型実習と診療参加型実習の実習形態の違いが国家試験相当の専門・実地問題の点数に与える影響を検討した.〔対象と方法〕総合臨床実習(12週間)の前後に国家試験相当の実地問題を実施した.その際,従来型と診療参加型実習の実習前後の点数の比較を行った.〔結果〕実習形態と実習時期の2要因による比較では交互作用はなかったが,従来型と診療参加型実習ともに実習後で有意に得点が向上した.〔結語〕従来型と診療参加型実習ともに,実習後に得点が向上した.実習形態による実地問題の点数には有意差はなく,どちらの実習でも知識面の向上が得られた.CCS(診療参加型実習)の有用性が示された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.35.367