電気化学検出高速液体クロマトグラフィーによる牛肉中の残留 Zeranol 及び Estradiol の分析法について

ECD-HPLCによる zeranol 及び estradiol の同時測定法について検討した. HPLCによる zeranol と estradiol の分離は, カラムに Shim pack CLC-ODS を, 移動相に0.2%炭酸アンモニウム-アセトニトリル (70:45) を用い, 流速を1.0ml/min, 加電圧を750mVとして行った. 牛肉中の zeranol 及び estradiol は, 80%メタノールで抽出し, ついでジクロロメタンで逆抽出を行い, さらに piperidinohydroxypropyl-Sephadex LH-20 カラムクロマトグラフィーにより精製...

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Published in:食品衛生学雑誌 Vol. 27; no. 5; pp. 517 - 521_1
Main Authors: 福原, 克治, 松木, 容彦, 南原, 利夫
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 公益社団法人 日本食品衛生学会 01-10-1986
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Description
Summary:ECD-HPLCによる zeranol 及び estradiol の同時測定法について検討した. HPLCによる zeranol と estradiol の分離は, カラムに Shim pack CLC-ODS を, 移動相に0.2%炭酸アンモニウム-アセトニトリル (70:45) を用い, 流速を1.0ml/min, 加電圧を750mVとして行った. 牛肉中の zeranol 及び estradiol は, 80%メタノールで抽出し, ついでジクロロメタンで逆抽出を行い, さらに piperidinohydroxypropyl-Sephadex LH-20 カラムクロマトグラフィーにより精製した. 測定限界は zeranol が6ng/g, estradiol が4.5ng/gであった. また, この操作法による zeranol 及び estradiol の添加回収率はそれぞれ95~97%, 88~89%であった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.27.517