チョウセンアサガオ属のアルカロイドの時期的変化および調理による消長

チョウセンアサガオ属のうち日本で多く見られる5種類を栽培し, 生長過程におけるスコポラミン (Scop) およびヒヨスチアミン (Hyos) 含有量の変化を調査した. 種類および生長過程により特徴が見られた. 部位別では葉, 枝および種子に多い傾向が見られた. また, 誤食される可能性のある部位を調理し, Scop および Hyos の残存性を検討した. 根および葉を水煮した場合, Scop および Hyos とも根では30~40%, 葉では5%程度が残存した. 根をいためた場合80~90%が残存した....

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Published in:食品衛生学雑誌 Vol. 22; no. 5; pp. 397 - 403_1
Main Authors: 安田, 和男, 西島, 基弘, 斉藤, 和夫, 上村, 尚, 井部, 明広, 永山, 敏廣, 牛山, 博文, 直井, 家壽太, 田中, 孝治, 吉沢, 政夫
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 公益社団法人 日本食品衛生学会 01-10-1981
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Summary:チョウセンアサガオ属のうち日本で多く見られる5種類を栽培し, 生長過程におけるスコポラミン (Scop) およびヒヨスチアミン (Hyos) 含有量の変化を調査した. 種類および生長過程により特徴が見られた. 部位別では葉, 枝および種子に多い傾向が見られた. また, 誤食される可能性のある部位を調理し, Scop および Hyos の残存性を検討した. 根および葉を水煮した場合, Scop および Hyos とも根では30~40%, 葉では5%程度が残存した. 根をいためた場合80~90%が残存した.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.22.397