高速らせんCTと3次元画像:新たな画像診断法の創成

図1 左総腸骨動脈狭窄症 A:造影剤を静注し, 約50秒間の高速らせんCT検査から再構成した3次元CT血管造影像. 左総腸骨動脈に偏心性の90%狭窄を認める(矢印). この狭窄部の血管壁には著明な石灰化を認める(矢頭). B:動脈造影により左総腸骨動脈の狭窄が確認できる(矢印). 図2 右大腿部動静脈奇形 A:背側上方より再構成した3次元CT血管造影像. 右大腿部に無数の静脈の早期環流を認める. 矢印:治療後のプラチナコイル. B:閾値処理にて筋肉を抽出した3次元CT. 表在血管の奇形(矢印)が描出できるのみならず, 二次的な筋肉の萎縮も評価し得る. 図3 右頸部血管腫 2カ月の男児. 約15...

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Published in:Journal of Nippon Medical School Vol. 66; no. 1; pp. 2 - 3
Main Authors: 林, 宏光, 隈崎, 達夫
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 日本医科大学医学会 1999
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Description
Summary:図1 左総腸骨動脈狭窄症 A:造影剤を静注し, 約50秒間の高速らせんCT検査から再構成した3次元CT血管造影像. 左総腸骨動脈に偏心性の90%狭窄を認める(矢印). この狭窄部の血管壁には著明な石灰化を認める(矢頭). B:動脈造影により左総腸骨動脈の狭窄が確認できる(矢印). 図2 右大腿部動静脈奇形 A:背側上方より再構成した3次元CT血管造影像. 右大腿部に無数の静脈の早期環流を認める. 矢印:治療後のプラチナコイル. B:閾値処理にて筋肉を抽出した3次元CT. 表在血管の奇形(矢印)が描出できるのみならず, 二次的な筋肉の萎縮も評価し得る. 図3 右頸部血管腫 2カ月の男児. 約15秒間の高速らせんCT検査を施行し, 閾値処理にて皮膚面から深部までの腫瘍と周囲構造との関係を表示した3次元CT画像. 右耳下部に腫瘍を認める(矢印). 閾値を変化させることで皮下脂肪(右上), 筋肉(左下), および骨, 血管(右下)と腫瘍との位置関係が容易に把握できる. 図4 動脈硬化性腹部大動脈瘤 A:3次元CT血管造影像にて腎動脈分岐下に嚢状の陥凹部を認める(矢印).
ISSN:1345-4676
1347-3409
DOI:10.1272/jnms.66.2