リポ化アンホテリシンBによるマウス深在性真菌症の治療

アンホテリシンBをイントラリポス20%® にてリボ化し, リボ化アンホテリノンBを作製した。リボ化アンホテリシンBのLD50は5.0mg/kg以上であり, アンホテリンンB (ファンキゾン ®) の急性毒性 (LD501.2mg/kg) を軽減できた。 マウスカンジダ症およびマウスクリプトコックス症における治療実験でも, ファンギゾン ® に比べて, すぐれた治療効果が得られ, 臨床応用の可能性が示唆された。...

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Published in:CHEMOTHERAPY Vol. 38; no. 6; pp. 548 - 551
Main Authors: 宮崎, 幸重, 河野, 茂, 安岡, 彰, 前崎, 繁文, 山田, 洋, 笹山, 夫, 道津, 安正, 山口, 恵三, 広田, 正毅, 原, 耕平, 岩本, 清, 村橋, 直一, 渡辺, 純男
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 公益社団法人 日本化学療法学会 1990
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Description
Summary:アンホテリシンBをイントラリポス20%® にてリボ化し, リボ化アンホテリノンBを作製した。リボ化アンホテリシンBのLD50は5.0mg/kg以上であり, アンホテリンンB (ファンキゾン ®) の急性毒性 (LD501.2mg/kg) を軽減できた。 マウスカンジダ症およびマウスクリプトコックス症における治療実験でも, ファンギゾン ® に比べて, すぐれた治療効果が得られ, 臨床応用の可能性が示唆された。
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.38.548