腎障害,急激な意識障害,血小板減少を認め治療に反応せず死亡したCrow-Fukase症候群の1例

症例は53歳,男性.末梢神経障害,肝脾腫,内分泌異常(甲状腺機能低下症,糖尿病), M蛋白血症,皮膚色素沈着がみられ, Crow-Fukase症候群と診断した.ステロイド投与,ステロイドパルス療法など施行したが,腎障害(膜性増殖性腎炎),浮腫,腹水は増悪し,本症候群としては非典型的な意識障害,血少板減少も加わり死亡に至った....

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Published in:日本内科学会雑誌 Vol. 84; no. 12; pp. 2078 - 2079
Main Authors: 吉田, 英雄, 高野, 朋子, 辻野, 志穂, 東原, 正明, 野坂, 和男, 金子, 義保, 渡辺, 毅, 黒川, 清
Format: Journal Article
Language:Japanese
Published: 一般社団法人 日本内科学会 10-12-1995
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Summary:症例は53歳,男性.末梢神経障害,肝脾腫,内分泌異常(甲状腺機能低下症,糖尿病), M蛋白血症,皮膚色素沈着がみられ, Crow-Fukase症候群と診断した.ステロイド投与,ステロイドパルス療法など施行したが,腎障害(膜性増殖性腎炎),浮腫,腹水は増悪し,本症候群としては非典型的な意識障害,血少板減少も加わり死亡に至った.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.84.2078