各種象牙質接着システムの実験的評価 象牙質マージンへの応用について
補綴領域における象牙質の対応を考慮して、合着材として使用されているもののうち、象牙質処理システムを備えている接着性レジンセメントを用い、象牙質マージンへの応用について検討を行った。 象牙質への接着強さにおいては、多くのものが象牙質処理剤の効果が認められ、セメントのみより接着強さは増加する傾向であった。 ヒト抜去歯の象牙質にマージンを設定したクラウンにおける色素侵入の検討においては、接着強さと同様多くのものに象牙質処理剤の効果が認められた。 クラウンの支台歯マージンが象牙質の場合、レジンセメントのみで合着操作を行うよりも、象牙質処理剤を応用したほうが接着強さの向上と色素侵入の防止が認められ、臨床...
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Published in: | 接着歯学 Vol. 12; no. 4; pp. 250 - 255 |
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Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
日本接着歯学会
30-11-1994
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Summary: | 補綴領域における象牙質の対応を考慮して、合着材として使用されているもののうち、象牙質処理システムを備えている接着性レジンセメントを用い、象牙質マージンへの応用について検討を行った。 象牙質への接着強さにおいては、多くのものが象牙質処理剤の効果が認められ、セメントのみより接着強さは増加する傾向であった。 ヒト抜去歯の象牙質にマージンを設定したクラウンにおける色素侵入の検討においては、接着強さと同様多くのものに象牙質処理剤の効果が認められた。 クラウンの支台歯マージンが象牙質の場合、レジンセメントのみで合着操作を行うよりも、象牙質処理剤を応用したほうが接着強さの向上と色素侵入の防止が認められ、臨床的に良好な予後が得られると考えられた。 |
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ISSN: | 0913-1655 2185-9566 |
DOI: | 10.11297/adhesdent1983.12.250 |