Search Results - "最上, 平太郎"
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脳腫瘍の治療効果判定基準について
Published in Neurologia medico-chirurgica (1986)“…脳腫瘍のうち約半数を占める良性腫瘍については, 神経系機能を損なうことなく腫瘍を完全に排除するという最終的な目標がほぼ達せられようとしているが, 残る半数を占める悪性脳腫瘍についてはなお満足できる治療法が確立されるに至らず, 世界的にもより優れた治療開発の努力がたゆみなく続けられている. このような状況のなかで,…”
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2
ミニコンピューターによる頭蓋内圧関連データの総合的表示
Published in Neurologia medico-chirurgica (1988)“…脳神経疾患における頭蓋腔内病的状態において, 脳灌流(cerebral perfusion pressure:CPP)を至適レベルに保つため, 頭蓋内圧(intracranial pressure:ICP)測定の臨床的意義は大きい. 1960年, Lundberg8)の持続的脳室圧モニターについての最初の報告以来,…”
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3
ヒト髄芽腫培養細胞の主要組織適合抗原の発現
Published in Neurologia medico-chirurgica (1990)“…髄芽腫(medulloblastoma)は, 小児に好発する悪性度の高い脳腫瘍である. その発生起源は神経系の細胞が神経細胞とダリア細胞に分化する以前の髄芽細胞であると考えられており1), その培養細胞株を樹立することは神経分化を研究する上での貴重な材料になると思われる. しかしながら,…”
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4
脊髄クモ膜嚢腫の1例
Published in Neurologia medico-chirurgica (1988)“…脊髄硬膜内クモ膜嚢腫は比較的まれな疾患であり, 文献上渉猟しえた限り世界で80例2), 日本で12例2, 7, 10, 11)を数えるにすぎない. これらの症例の手術法としては, 一般的には嚢腫開放術が行われている. 我々は, Th11からL2にわたる硬膜内クモ膜嚢腫で, 根治的に手術を行いえた1例を経験したので,…”
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5
脊髄多発性硬膜外嚢腫の1例
Published in Neurologia medico-chirurgica (1986)“…脊髄硬膜外嚢腫は全脊髄腫瘍の約1%を占める良性疾患であり1), 外国においては1898年Schlesingerの1例報告7)以来1973年Trumpyらの4例報告9)までに119例, 本邦においては1938年加藤らの報告4)以来1977年永山らの報告5)までにわずかに19例をみるにすぎない. 我々は最近,…”
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6
痛みに対する非破壊的経皮電気刺激療法の臨床経験
Published in Neurologia medico-chirurgica (1978)“…除痛手術後の遺残痛・再発痛やその他の慢性痛および悪性腫瘍末期痛など29例に対して,国産の携帯用小型personal stimulatorを用いて,経皮的末梢神経電気刺激療法を試みた. その結果,Lテスト刺激では著効より多少とも効果を認めるものまで含むと,93%の患者で有効となり,たしかに鎮痛効果は認める…”
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7
Meningeal gliomatosisモデルと化学療法
Published in Neurologia medico-chirurgica (1984)“…悪性脳腫瘍患者における腫瘍細胞のmeningeal dissemination, すなわちmeningeal gliomatosis(MG)の頻度はおよそ20%前後にも上ると考えられ22), 近年の脳腫瘍治療法の進歩に伴い今後ますますその頻度は高くなることが予想される. しかし,…”
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8
脳腫瘍の化学療法と血脳関門
Published in Neurologia medico-chirurgica (1979)“…脳腫瘍の化学療法に際しては, 従来より常に血脳関門が問題になってきた. 現在では一般に, 腫瘍内では血脳関門は存在しないか, 破壊されているが腫瘍が浸潤発育している周辺の脳ではなお存在していると考えられている. しかしこの考えに対しても確実な証明はなく, 実際に脳腫瘍を制癌剤の全身投与で治療する際に,…”
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9
胸郭出口症候群
Published in Neurologia medico-chirurgica (1988)“…鎖骨下・腋窩動静脈ならびに腕神経叢が種々の原因により圧迫を受け, 上肢, 頸部, 項部の疼痛, 知覚異常, 脱力症状を呈する症候群は, 胸郭出口症候群(thoracic outlet syndrome)と総称されている. この症候群は, さらにその圧迫部位と原因により, 前斜角筋症候群, 頸肋症候群, 肋鎖症候群,…”
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10
総頸動脈閉塞性病変に対する外科的治療経験
Published in Neurologia medico-chirurgica (1985)“…総頸動脈の閉塞性病変は, 欧米では動脈硬化性脳血管障害の4~5%を占めると報告されている2, 6). 本邦では, 大動脈炎症候群が欧米と比べ多いが動脈硬化性病変は少ないことより, 総頸動脈閉塞・狭窄症の頻度は欧米とは異なり, また治療方針も病態により異なるものと思われる. しかし, これに関する詳細な報告は少ない…”
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11
正常ラットの脊髄局所血流量と炭酸ガス反応性
Published in Neurologia medico-chirurgica (1981)“…大脳における局所血流量やその炭酸ガス反応性は定量的にもよく研究されてきたが, 脊髄においては解剖学的困難さなどから報告は少なく, 特に実験用小動物についてはほとんど行われていない. 我々は, 転移性硬膜外腫瘍による脊髄圧迫実験モデルをラットあるいは家兎を用いて作製し, 病態,…”
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12
両側性外傷性内頸動脈海綿静脈洞瘻の1例
Published in Neurologia medico-chirurgica (1987)“…I 緒言 外傷性内頸動脈海綿静脈洞瘻(以下CCF)は頭部外傷に起因する内頸動脈の海綿静脈洞部損傷により生じる疾患であり, 多くは緑内障や汎眼球炎を続発し, 失明に至ることも少なくない. したがってなんらかの治療が必要となるが, いまだ確定した方法はない. 最近私どもは,…”
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13
Reserpineによる抗癌剤増強作用
Published in Neurologia medico-chirurgica (1986)“…悪性腫瘍の化学療法における重要な課題の一つに, 化学療法剤に対する腫瘍細胞の耐性の問題が挙げられる. この問題は脳腫瘍の化学療法においても重要な問題であるにもかかわらず, この方面の研究はあまり進んでいないのが現状のようである. 我々はこれまでにニトロソウレア系抗癌剤ACNUに対するラットグリオーマ耐性株を樹立し,…”
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経蝶形洞手術後, 両側前頭部に硬膜外血腫が発生した1例
Published in Neurologia medico-chirurgica (1983)“…経蝶形洞手術には術後尿崩症をはじめとして種々の合併症が報告されている. 他の主な合併症としては致命的な内頸動脈損傷をはじめ, 髄液鼻漏, 髄膜炎などが挙げられる. 我々は最近, 末端肥大症の患者の経蝶形洞腺腫摘出術の術後, 両側前頭部に硬膜外血腫が発生した1例を経験した…”
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15
CTシステルノグラフィの数値解析
Published in Neurologia medico-chirurgica (1980)“…脳室拡大など髄液腔の形態的変化を対象とする気脳写をほとんど不必要にしたCTスキャンも, 脳室と嚢腫の鑑別や正常脳圧水頭症(NPH)に重要な髄液動態の診断には不十分である. 近年次々と開発された比較的安全な水性造影剤を利用して, CTシステルノグラフィが試みられるようになったが3)4)5)6),…”
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16
硬膜外腫瘍による脊髄圧迫の実験的研究
Published in Neurologia medico-chirurgica (1979)“…脊髄硬膜外転移は癌患者のおよそ5%に発生するきわめて重篤な病態である1). 多くは惨痛で発症するが, いったん脊髄圧迫による神経症状が発生するとこれらは速やかに進行し, 患者は下肢の完全麻痺, 膀胱直腸障害などのためきわめて悲惨な末路をたどる. したがってこの病態は早期に積極的に治療されなくてはならないが,…”
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17
術後血管写上でのSTA-MCAバイパス血流分布領域
Published in Neurologia medico-chirurgica (1985)“…虚血性脳血管障害に対する外科的治療法として1967年にDonaghy 6), Yasargil 30)によって行われた頭蓋外内血管バイパス造設術, すなわち浅側頭動脈―中大脳動脈吻合術(以下STA-MCA吻合術)は, 今日では広く世界各国で行われている. 本手術の適応とその効果に関しては多くの報告があり,…”
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18
トルコ鞍内原発性myxomaの1例
Published in Neurologia medico-chirurgica (1982)“…トルコ鞍内原発と考えられるmyxomaの1例を経験したので報告した. 症例は38才男性. 1981年8月中旬より, 急激な右眼視力の低下を自覚. 同年9月18日初診時, 右視力は指数弁であり, 右眼の鼻側半盲を認めた. 頭蓋単純写にてトルコ鞍の拡大と, CTにてトルコ鞍より右前上方に進展する病巣を認めた…”
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19
Pulvinarの大脳皮質光誘発電位に対する生理的特性
Published in Neurologia medico-chirurgica (1977)“…大脳辺縁系より中脳網様体に到る, 大脳皮質光誘発電位に対するbivalentな作用は, 視床レベルにおいてはpulvinarを通ることが明らかとなった. 局所麻酔非動化せる家兎77匹を人工呼吸のコントロールのもとに定位的に電極を視床枕, 大脳皮質視覚領野に挿入した. Test stimulationとして閃光刺激を,…”
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グリオーマ患者におけるγ-interferon産生障害
Published in Neurologia medico-chirurgica (1986)“…血液脳関門の存在やリンパ組織のないことなどより, 脳は免疫学的に特殊な部位であると考えられてきた1, 9). 月菌しかし, 脳実質内にIa抗原11, 12)やHLA-DR抗原が存在すること2, 10)やIL-1様物質を産生すること6)などより, 脳においても免疫応答が十分に生じる可能性が示唆されるようになった…”
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