運動後急性腎不全をきたした腎性低尿酸血症の1例
概要症例は16歳,男性.運動後に急性腎不全となり入院.腎機能の改善にもかかわらず血清尿酸値は0.7mg/dlと低値を示した.また尿酸クリアランスは37.3ml/min, FEUA37.9と高値を示し尿酸の排泄亢進による低尿酸血症が存在し,腎性低尿酸血症に急性腎不全が合併した症例と考えられた. pyrazinamideとbenzbromaroneの負荷試験を施行し分泌再吸収障害型と診断した.腎性低尿酸血症では運動により容易に急性腎不全をきたす可能性があるため十分な日常管理が必要であると考えられ報告した....
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Published in: | 日本内科学会雑誌 Vol. 87; no. 4; pp. 732 - 734 |
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Format: | Journal Article |
Language: | Japanese |
Published: |
一般社団法人 日本内科学会
10-04-1998
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Summary: | 概要症例は16歳,男性.運動後に急性腎不全となり入院.腎機能の改善にもかかわらず血清尿酸値は0.7mg/dlと低値を示した.また尿酸クリアランスは37.3ml/min, FEUA37.9と高値を示し尿酸の排泄亢進による低尿酸血症が存在し,腎性低尿酸血症に急性腎不全が合併した症例と考えられた. pyrazinamideとbenzbromaroneの負荷試験を施行し分泌再吸収障害型と診断した.腎性低尿酸血症では運動により容易に急性腎不全をきたす可能性があるため十分な日常管理が必要であると考えられ報告した. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.87.732 |